事業領域を決めて、それ以外は何でも受け入れること
アスピレーション株式会社
http://www.aspiration.jp/
代表取締役社長 秋元馨
会計コンサル → 大手ベンチャー → インターネットベンチャー → 起業
(2006年起業、システム開発、内部統制コンサル)
秋元馨アスピレーション株式会社
http://www.aspiration.jp/
代表取締役社長 秋元馨
会計コンサル → 大手ベンチャー → インターネットベンチャー → 起業
(2006年起業、システム開発、内部統制コンサル)
西暦1975年1月28日生 福島県出身 1999年 アーサーアンダーセン入社 会計コンサルティングに従事 2003年 トランスコスモスに転職
事業会社で「事業」に携わりたいと思い転職
経営企画本部にて新規事業開発や投資案件に携わる 2005年 GMOソリューションパートナーに転職
起業を視野に入れて転職。泥臭いベンチャー企業を敢えて選んだ
「とりあえず営業に行く」という今までにないベンチャー営業を経験 2006年 アスピレーション株式会社を創業
代表取締役社長に就任
XMLを活用したウェブシステム開発サービスを提供
外資系のコンサルティングから、“ど”ベンチャー、そして起業
大学卒業後に勤めたのは外資系会計コンサルティング会社。学生時代に、外資系の会計士がヘリコプターに乗って仕事するのを知って、憧れがありました。とても遣り甲斐のある仕事でしたし、勉強にもなったんですけど、コンサルティングって結局のところ第三者。それで、当事者として事業をしたいという気持ちが強くなってきました。親も起業家だったので、その影響もあったのかもしれません。
それで転職したのがトランスコスモスという会社。複数の事業をやっている会社で多くのビジネスモデルを学ぶというのが選択基準でした。実際、経営企画本部というところで既存事業から新規事業まで、さまざまなビジネスモデルに携わらせていただきました。どうなったら儲かるのか?事業がドライブするのはどんな要素が揃ったときか?など、目の当たりにしてきました。
そのうちに自分で起業することが願望から計画に変わっていき、もっとリソースが制限されている環境、つまりベンチャー企業に興味を持つようになってきました。いま思えば、あのときに起業は決心していたと思います。
そこですぐに起業をするか、ベンチャーを経験するか迷ったのですが、僕の場合、起業するならIT・インターネットの分野ですると決めていたので、その分野で現場経験を積みたいと思いました。しかも起業であればゼロリソースなので、いわゆる「どベンチャー」に焦点をしぼりました。
「どベンチャー」の環境は、とても新鮮でしたね。今までに会ったことがない人種の人たちと言うか(笑)。一応、役割としては社長室だったのですが、とりあえず現場に行こう、とりあえず営業に行こう、という環境はとても勉強になりました。逆に言えば、自分が起業するときは違うスタイルでやりたいと確信も持てました。
そして、2006年、オーディオブックのビジネスプランで起業をしました。最初の顧客開拓や、日米のインフラの違いに苦戦はしました。トランスコスモス時代の事業分析の勘所で、「これは撤退しよう」と早期に判断できたのは良かったことの一つです。その後、XMLに可能性を感じて、いまの主事業の一つに育て上げました。
結果論ですが、僕がIT・インターネットを事業領域に選んだのは事業機会が多いから。トランスコスモス退職後、すぐに起業をするより遠回りに見えるかもしれないけど、目指す事業領域で実経験を得ていたことは、結果的に近道だったと思う。
もちろん、まだまだ成功には程遠いですけどね。
それで転職したのがトランスコスモスという会社。複数の事業をやっている会社で多くのビジネスモデルを学ぶというのが選択基準でした。実際、経営企画本部というところで既存事業から新規事業まで、さまざまなビジネスモデルに携わらせていただきました。どうなったら儲かるのか?事業がドライブするのはどんな要素が揃ったときか?など、目の当たりにしてきました。
そのうちに自分で起業することが願望から計画に変わっていき、もっとリソースが制限されている環境、つまりベンチャー企業に興味を持つようになってきました。いま思えば、あのときに起業は決心していたと思います。
そこですぐに起業をするか、ベンチャーを経験するか迷ったのですが、僕の場合、起業するならIT・インターネットの分野ですると決めていたので、その分野で現場経験を積みたいと思いました。しかも起業であればゼロリソースなので、いわゆる「どベンチャー」に焦点をしぼりました。
「どベンチャー」の環境は、とても新鮮でしたね。今までに会ったことがない人種の人たちと言うか(笑)。一応、役割としては社長室だったのですが、とりあえず現場に行こう、とりあえず営業に行こう、という環境はとても勉強になりました。逆に言えば、自分が起業するときは違うスタイルでやりたいと確信も持てました。
そして、2006年、オーディオブックのビジネスプランで起業をしました。最初の顧客開拓や、日米のインフラの違いに苦戦はしました。トランスコスモス時代の事業分析の勘所で、「これは撤退しよう」と早期に判断できたのは良かったことの一つです。その後、XMLに可能性を感じて、いまの主事業の一つに育て上げました。
結果論ですが、僕がIT・インターネットを事業領域に選んだのは事業機会が多いから。トランスコスモス退職後、すぐに起業をするより遠回りに見えるかもしれないけど、目指す事業領域で実経験を得ていたことは、結果的に近道だったと思う。
もちろん、まだまだ成功には程遠いですけどね。
起業のための転職 : 事業領域を決めて、それ以外は何でも受け入れること
普通は「経営者で選ぶべき」とか言うのでしょうが、僕は現実的に事業領域で決めるべきだと思います。
やっぱり起業すると、ゼロから自分でやらなきゃいけない。そうなると細かなノウハウとか、勘所とか、経験があれば当たり前に知っていることでも、経験がないと知るのにも調べるのにもすごい労力と時間を要する。
まずは自分の「やりたいこと」や「ミッション」を持って、それが実現しそうな事業領域を探して、その事業領域の会社を選ぶべきだと思います。要は、現場に足を突っ込んでみることが大事ってこと。
もちろん、自分が経験したことない分野であれば、年収が下がったり、現場仕事からだったりすると思うんですが、当たり前ですよね。1億円稼ぐ野球選手だって、カーリングに転向したら1億円は貰えない。
それに起業したら、年収も下がるし、現場仕事もするわけだから<。それがイヤなら起業なんかするべきじゃない。
でも、最終的に起業ってのは楽しくてしょうがないですよ。